設立目的
私たちの暮らしは様々なエネルギー源に支えられていますが、子供や孫の世代が笑顔で暮らし続けられる持続可能な社会を実現するためには、省エネ化や再生可能エネルギー活用に関わる技術の開発が重要です。また、大分県は、自然に恵まれ、地熱発電、太陽光発電等の再生可能エネルギーの利用が進められ、コンビナートの副生水素の利用など新たなエネルギーへの期待も高まっています。
一方で、過疎・高齢化に伴い、健康な暮らしのできる省エネルギー住宅や、新交通システム、スマートグリッド等によるスマートコミュニティーづくりの必要性も叫ばれています。
このような状況の中、大分大学では、次のような研究が活発に行われています。
(1)「エネルギー創出」に関連する取り組み
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水素/燃料電池の開発に向けた触媒、新素材
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低温度差スターリングエンジン
(2)「エネルギー蓄積」に関連する取り組み
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水素・燃料電池の開発に向けた金属疲労強度
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電気二重層キャパシタおよびリチウムイオン電池用炭素材料
(3)「省エネルギー」に関連する取り組み
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高効率電力変換技術
(4)スマートコミュニティーの実現に
関連する取り組み
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住宅学(住宅政策/住宅計画・住教育・まちづくり)
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経営組織論、経営戦略論
大分大学 エネルギーと暮らしの総合研究センターでは、これらの研究を行っている研究者の中でも若手や女性研究者を中心とした研究者の情報交換や連携を図り、広く人類社会のサスティナブルな発展や、地域の課題解決へ寄与するため以下のような活動などを行うこととしています。
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学部を超えた異分野融合による新たな発想・研究分野の開拓
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研究成果をもとに、地域及び広く社会のエネルギーの生産・流通・活用に資する活動
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研究成果を地域で活かすスマートコミュニティーづくりに寄与する活動
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さらに、このスマートコミュニティーづくりでは、地域をフィールドとして世界を見据える、
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いわゆる「THINK GLOBALY ACT LOCALLY」な活動など
研究センターの具体的な活動
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研究発表、ディスカッションなどを行う若手研究者、女性研究者の情報交換・交流の場を設けています。
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さらに情報交換・交流の中から異分野融合など新たな発想や共同で課題解決を目指すプロジェクトの立ち上げなどを支援します。
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定期的に学内外の研究者・企業・自治体等へ向けた成果の発信を行い、情報交換・交流を行います。
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研究センターとして県や自治体、企業等との連携を推進します。
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大分大学認定研究チーム「BURST」の支援の下、設立の目的を達成するための活動を行い、その成果のアウトリーチ活動を通じて学内外に発信します。